ヒゲを永久脱毛したい方は必見です

ヒゲを永久脱毛する方法



この数年、男性向けの脱毛メニューを提供するメンズエステや脱毛サロン、クリニックが大幅に増え、ヒゲ脱毛を始める方も右肩上がりの増加傾向にあります。

確かに、ヒゲをきれいに脱毛できれば毎日の面倒なヒゲ剃りから解放されるだけでなく、カミソリ負けなどの肌トラブルも解消されるなど、多くのメリットが得られます。興味を抱く方、思い切ってサロンやクリニックに足を運ぶ方が増えるのも当然のことと言えるでしょう。

しかし、ヒゲの脱毛が以前よりも身近な存在になったからといって、なんの知識や準備もなくクリニックやエステに飛び込むと、思わぬ落とし穴にはまってしまう可能性もあります。

そこで今回は、脱毛を申し込む前に押さえておきたい基礎知識、特に脱毛の種類について、重点的に解説していきたいと思います。


ヒゲ脱毛の種類



脱毛の種類とその効果をより深く理解するために、まず脱毛のメカニズム」簡単にご説明したいと思います。最初に脱毛の仕組みを覚えることで、「脱毛がなぜ何ヶ月もかかる施術であるのか」「どうして一度に処理ができないのか」「自分に合った脱毛方法はどれなのか」といったことが、すんなりと理解できるようになります。

脱毛効果があるのは成長期の体毛だけ

人の体毛は、毛穴の奥の毛乳頭にある毛母細胞の分裂によって生成され、「成長期→退行期→休止期」といったサイクルで成長、衰退していきます。このサイクルを毛周期といいます。

成長期:毛穴の奥に毛乳頭と体毛ができ、体毛が毛細血管から栄養を取り入れながら成長する時期
退行期:毛母細胞の分裂が止まり、毛乳頭と毛の結合が緩む時期(毛が抜ける時期)
休止期:毛が抜け落ち、毛穴に毛乳頭も体毛もない状態

一般的にヒゲの毛周期は2~3ヶ月とされていますが、ここで問題となるのが「脱毛の効果は成長期の体毛にだけ表れる」ということです。通常、肌の表面に見えているヒゲのうち、成長期にあるヒゲは約7~8割とされるため、一回の施術で約2~3割は脱毛しきれない、ということになります。そのため、全体をまんべんなく脱毛するには、繰り返し施術を繰り返す必要があります。この点をまず覚えておいて下さい。


脱毛の種類を理解する



ヒゲ脱毛にはいくつか種類がありますが、「フラッシュ脱毛」「医療レーザー」「ニードル脱毛」が主なものとなります。エステで主に行われているのが刺激の少ないフラッシュ脱毛、クリニックでうけられるのが効果の高い医療レーザー、ニードル脱毛だと覚えておくと良いでしょう。

この3つの脱毛にはそれぞれ特徴があり、メリット・デメリットもハッキリしています。

フラッシュ脱毛(光脱毛、IPL脱毛、SSC脱毛)

特徴
・痛みや肌ダメージが少ない
・一回の照射で広範囲を施術できる
・エステで受けられる
・医療行為に該当しない
・脱毛完了まで時間がかかる場合がある

フラッシュ脱毛はエステで主流となっている脱毛方法で、体毛のメラニンに反応する波長を持つ光を体毛に照射し、発生した熱で毛の発生源である毛乳頭を破壊して体毛の発生を抑制する、という仕組みで脱毛を行います。

フラッシュ脱毛で使われる機器は、医療従事者でないエステティシャンでも使えるよう、出力を押さえた業務用マシンとなっています。そのため、医療レーザーなどと比較すると脱毛効果が落ちる一方、肌に与える痛みやダメージが少ないというメリット・デメリットを併せ持ちます。


ヒゲは他の部位の体毛よりも太く濃いため、脱毛施術で強い痛みを感じやすい傾向にあります。しかし、フラッシュ脱毛は他の2つの施術と比較すると刺激が少なく、一度の照射で広範囲を処理できるため、身体の負担や痛みなどが気になる方におすすめの脱毛です。

注意点としては、一回の施術で得られる脱毛効果が薄いことが多く、毛周期(の成長期)にあわせて効果的に施術を行っても、完了までに数ヶ月~数年かかる可能性があることがあげられます。なお、業務用マシンは永久脱毛に必要な出力を出すことができないため「フラッシュ脱毛では永久脱毛ができない」というのが、前提としてあります。

医療レーザー脱毛

特徴
・医療行為に分類される
・フラッシュ脱毛よりも脱毛効果が高い
・出力の高い医療用機器を使用する
・永久性の高い脱毛が可能
・痛みが強くでる可能性がある
・肌トラブルがでても適切な医療処置を受けられる

医療レーザーは皮膚科や脱毛クリニック、美容外科などの医療機関で受けられる施術です。医療行為となるため、施術を行えるのは医師と医師の監督下にある脱毛の技術士、看護師などに限られます。

医療レーザーの原理はフラッシュ脱毛とほぼ同じで、メラニンに反応する光波長(レーザー)を体毛照射し、体毛内に発生した熱で毛乳頭・毛母細胞を破壊するというものです。エステで主流となっているフラッシュ脱毛との違いは、使用する機器の出力の強さや照射範囲にあります。


医療レーザーは出力が強い反面、照射範囲が1cm×1cmほどしかなく、照射数(ショット数)が多くなりがちです。そのため、フラッシュ脱毛と比較すると一回の施術時間が長くなる傾向にあります。ただ、出力が強いため脱毛効果は高く、毛周期に合わせて効率良く施術を行えば、エステよりも脱毛完了までの期間を短縮できる可能性が大です。

デメリットとしては、フラッシュ脱毛よりも痛みが強くでることが挙げられます。ヒゲの生える口周りやあごなどは脱毛による刺激を特に受けやすい部位であるだけに、痛みに不安を感じる方も多いことでしょう。レーザーによる痛みや肌ダメージが気になる方は、事前カウンセリング時に、しっかりと医師へ相談することをオススメします。場合によっては麻酔の利用も可能です。

ニードル脱毛(絶縁針脱毛)

特徴
・3つの脱毛方法の中で最も脱毛効果が高い
・メラニンの含有量が少ない白髪や産毛も脱毛できる
・痛みが強くでる可能性がある
・永久脱毛が可能
・肌トラブルがでても適切な医療処置を受けられる

ニードル脱毛は、その名の通り「針」を使う脱毛方法です。具体的な施術方法は、毛穴に専用の針を差し込み、0.2秒~1秒通電して毛乳頭を破壊するというもので、確実性という意味では最も信頼性の高い脱毛方法です。

一方で、強い痛みを感じる脱毛方法でもあるため、ヒゲ脱毛には最も向いていない施術であるともいえます。麻酔なしで痛みに耐え、すべてのヒゲをニードルで脱毛できる方は、恐らくこの世に存在しないのではないでしょうか?

また、ニードル脱毛は高い技術と豊富な経験が必要な施術となるため、信頼の置ける施術者を見つけるのが大変だという一面もあります。さらに近年、フラッシュ脱毛や医療レーザーが台頭してきたことによって、ニードル脱毛を行う施設や医療機関は減少傾向にあります。その少ない選択肢から、さらにヒゲ脱毛に対応できる技術者を探すというのは、困難であると言えるでしょう。


永久脱毛ができるのはニードル脱毛だけ?!



意外に思われる方も多いかもしれませんが、日本には永久脱毛の明確な基準は存在しません。そこで、日本で永久脱毛を論じる場合は、脱毛先進国アメリカの米国電気脱毛協会(AEA)による「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20%以下である脱毛法」という定義が用いられます。

現在、国内でこの定義を満たす脱毛方法は、医療機関で受けることができる医療レーザーとニードル脱毛のみとなっています。つまり「ヒゲの永久脱毛」という点を重視するのであれば、ニードル脱毛だけでなく医療用レーザーも選択肢に入る、ということとなります。

脱毛効果は高い!だがニードル脱毛はヒゲ脱毛向いていない

ニードル脱毛は電気針で直接毛母細胞を破壊できるため、確実性が高い脱毛方法です。脱毛効果だけをみるのであれば、大変優れた施術だと言えるでしょう。しかし、ニードル脱毛の持つデメリットは、ヒゲ脱毛と非常に相性が悪いという特徴があります。

ニードル脱毛は針を毛穴に通すだけでなく通電するため、強い痛みが生じます。比較的痛みが生じにくいとされる腕や脚を施術する場合でも、場合によっては麻酔が必要になるケースもあるほどです。


そんな施術を、神経が集まる口周りや鼻の下といった部分のヒゲに行うとしたら……。想像しただけで背筋に冷たいものが走ってしまいます。痛みを強く感じやすい部分に、強い痛みを生じる施術を行うといったことは、現実的に考えて選択すべきではないでしょう。

また、毛穴すべてに針を刺すという施術であるため、体質や肌質によっては、炎症や発熱などを引き起こす危険性も考えられます。いくらニードル脱毛が医療行為であり、異常が発生した際医師による医療処置が受けられるとしても、ヒゲ脱毛において、肌トラブルや痛みのリスクを負ってまでニードル脱毛を選ぶ必要はないはずです。


どうしてもヒゲを永久脱毛したい!と考えるのであれば、ニードル脱毛より痛みや肌リスクを軽減できる医療レーザーも選択肢に入れると良いでしょう。また、肌へのダメージや施術中の痛みを最小限に抑えたいという場合には、脱毛効果は落ちますが、より刺激の少ないフラッシュ脱毛がおすすめです。