ヒゲも嫌だけどニキビも嫌だ・・・

ヒゲ脱毛するとニキビなど肌荒れのリスクが高まるって本当?



ヒゲ脱毛に興味はあるけれど、施術を受ける上で肌荒れを起こしたり、ニキビができやすくなるといった話を聞いて躊躇してしまうという人が少なくないようです。

施術後に肌が安定すれば、ヒゲ剃りをするよりも肌に負担が少なくツルツルの状態を維持しやすいのですが、施術をしている間は、確かに肌にトラブルが起きてしまうことがあります。

ここで、ヒゲ脱毛において発生しやすい肌トラブルや、トラブルを防ぐ方法について解説していきたいと思います。


ヒゲ脱毛で肌荒れ!ニキビができてしまう理由は?


ヒゲ脱毛の施術後は肌が敏感になっている

ヒゲ脱毛の施術方法というと、光脱毛や医療レーザー脱毛が一般的です。どちらとも、黒い色素に反応する光を利用し、その際に発生する熱エネルギーで毛根にダメージを与えるという方法です。

ヒゲは、他の部位よりも太く濃い毛が密集していますので、熱エネルギーが集まりやすく、お肌にも多少のダメージは受けてしまいます。


そのため、施術後は肌が敏感になりやすく、雑菌などに負けやすい状態となっていますので、通常よりも肌荒れを起こしやすくなっています。

また、ニードル脱毛は、毛穴に針を刺す訳ですから、毛穴内に菌が侵入しやすくなり、炎症んもリスクも高まります。

肌の乾燥によって油分の分泌が過剰になってしまうことも

ヒゲ脱毛の施術を行なうことで、肌は乾燥します。乾燥は、肌のバリア機能が低下している状態ですので、お肌は敏感になっています。

水分を保持することができないので、肌は自ら保湿をしようと油分を分泌します。アクネ菌は油分を好むため、過剰に分泌された油分をエサに繁殖し、ニキビを起こしてしまうというケースも少なくありません。


前述した理由から、ヒゲ脱毛によってニキビができやすくなるということは確かに考えられます。ただしヒゲ脱毛による肌荒れについては、ニキビに似た症状である「毛嚢炎(もうのうえん)を起こしているケースが多いです。


ヒゲ脱毛で発生しやすい毛嚢炎とは


毛嚢炎の症状は2種類ある

毛嚢炎は白ニキビと似たような炎症を起こす皮膚疾患ですが、発生する原因が異なります。

ニキビがアクネ菌によるものであるのに対し、毛嚢炎は「ブドウ球菌」という菌が毛穴に繁殖することにより起こります。そして、同じブドウ球菌が原因の毛嚢炎でも、その症状は2つあります。

ひとつは、炎症が強く出る毛嚢炎、もうひとつは強い細菌に感染してしまったことによって症状が出ている毛嚢炎です。


症状自体は炎症型のもののほうが強く、毛穴から白い膿が出て見た目にもかなり目立つのに対し、細菌感染による毛嚢炎は、少し皮膚に赤いプツプツが出る程度で、痛みやかゆみが少ないのが特徴です。

男性のヒゲ脱毛の場合、細菌が強いために毛嚢炎を引き起こしているのではなく、炎症が強く出ているケースが多いといわれています。


炎症型の毛嚢炎は、前述したように男性の髭脱毛で多く発生するのに対し、細菌感染型の毛嚢炎は背中やワキ、太ももなどに多く発生します。脱毛においては女性のほうが、細菌感染型の毛嚢炎になりやすいようです。

毛嚢炎が起こる原因

毛嚢炎が発生する原因はいくつかありますが、ひとつはやはり、ヒゲ脱毛の施術によって肌のバリア機能が低下し、細菌の影響を受けやすくなっているためであることが挙げられます。

この肌のバリア機能とは、肌にいる常在菌などを指すのですが、施術によって与える熱によってこれらの常在菌がダメージを受けてしまうのです。


もうひとつの原因が、まれにある「埋没毛」です。ヒゲ脱毛の施術を行なうと、処理された毛穴に生えていたヒゲが毛穴から排出されます。

埋没毛の場合、毛穴の出口が皮膚で塞がれて埋もれた状態になっていますので、毛穴から出ていこうとしても出ていくことができず、炎症を起こしてしまいます。

毛嚢炎は施術し始めのころになりやすい



ヒゲ脱毛の施術をし始めた、1~3回目くらいまでは、肌のバリア機能が低下しやすく毛嚢炎を起こしやすいです。白い膿が出て来るのでニキビかと勘違いしやすいですが、ニキビよりも痛みやかゆみが少なく、白ニキビと比べると治りも早いです。

3回目以降になると、肌が施術の刺激に慣れてくるので、肌荒れを起こしにくくなり、毛嚢炎にもなりにくくなります。

毛嚢炎や肌荒れ、ニキビなどを起こしてしまったら

施術を受ける人の肌の状態によって、起こる症状やそのレベルはさまざまです。少し赤みが出て翌日には治まってしまうという人もいれば、もともと肌が敏感な人の場合、かなりひどい炎症を起こしてしまうこともあります。

静観できないほどひどい症状だと思ったら、速やかに皮膚科などで医師の診察と処置を受けましょう。


医療レーザー脱毛であれば、そもそも医療機関で施術を受けていますので、肌トラブルが発生した際の処置もスムーズです。脱毛サロンでも、エステの場合は皮膚科と提携しているところを選んでおけば、スムーズに処置してもらえると思います。

ただ、もともと肌が敏感で炎症を起こしやすいという自覚がある人は、すぐに処置してもらえるクリニックなどで施術を受けることをおすすめします。


症状によって医師の処置も変わってきますが、毛嚢炎の場合、炎症を防ぐ塗り薬を処方してもらうことが多いようです。自宅で処置して様子を見たいということであれば、市販の炎症止めを塗るという方法もあります。

炎症を起こしている間は、ヒゲという顔に起こっている症状だということで気分が沈んでしまうと思いますが、マスクなどで隠せば周りに気づかれにくいです。


ヒゲ脱毛で肌荒れを防ぐ対策は?


施術部位は常に清潔にしておく

施術を受けた部位は雑菌に負けやすい状態になっていますので、常に清潔にしておくことは基本です。

汗をかきやすい時期であればこまめに汗を拭きとったり、抗炎症作用のある薬用のローションを使用するなどといった対処で、肌をきれいな状態に保ちましょう。

洗顔方法に気をつけて、しっかり保湿する

肌を清潔にするというと、まず洗顔を思い浮かべるのではないでしょうか。確かに洗顔は肌を清潔にするためにもっとも有効ですが、最近は女性のスキンケアでも「洗いすぎ」が問題になっているのだそうです。

洗顔料などをたっぷり使用して洗いすぎると、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌が保湿をしようとさらに油分を分泌しやすくなります。

また洗顔料も肌への刺激がないわけではないので、敏感肌にどんどん洗顔料を使うことで、さらに炎症を起こしやすくなってしまうことも。


洗顔時は洗顔料などを使わずにやさしく洗うのがおすすめです。普段から皮脂の分泌が多い場合は、肌にやさしい敏感肌用の洗顔料をしっかり泡だて、肌をこすらず泡で包み込むように洗ってください。

安心して施術を受けられる施術方法やクリニックを選ぶ

光脱毛は医療レーザー脱毛やニードル脱毛よりも肌への負担が少ないので、毛嚢炎などの肌荒れを起こしにくいと考える人もいると思います。

もちろんほかの施術と比較すれば、肌への負担は少ないのですが、やはり肌に負担をかけてしまう可能性はありますし、光脱毛は医療機関で行われている施術ではないので、もし肌荒れを起こしてしまった場合の処置などが心配です。


敏感肌の人は、もしものときにすぐ対処してもらえるようにクリニックを選ぶなど、安心して施術を受けることをおすすめします。

この章のまとめ

  • ヒゲ脱毛の施術後は肌が敏感になっているため肌トラブルを起こしやすい
  • ニキビは常在菌であるアクネ菌が毛穴で繁殖することによって起こる
  • 毛嚢炎は毛穴でブドウ球菌が繁殖することによって起こるが、炎症型もある
  • 毛嚢炎が発生したら速やかに医師の診察を受けよう
  • 肌トラブルを起こさないためには、常に肌を清潔にし、刺激を与えない
  • もしものときも安心なクリニックなどを選んでヒゲ脱毛をするのがおすすめ